中部縦貫道と福井県の将来


福井県には定期航路を持つ空港がありません。そのため、北陸新幹線や高規格道路、港湾整備が将来の成長戦略の大きな鍵を握ります。現在の所、道路に限れば、県内の交通の主軸は北陸自動車道のみであり、関西圏を経ずに中京、関東、北近畿への最短でのアクセスを可能にするためには、計画が進められている中部縦貫自動車道と舞鶴若狭自動車道の早期の完成が必要となります。その内、舞鶴若狭自動車道は高速道路会社によって平成26年の全線開通に向け整備が進められており、完成を見れば北近畿を経て中国地方まで連結する事が出来ます。

残されるのが中部縦貫道です。福井市内より永平寺町・勝山市を経て大野市までの永平寺大野道路は現在、工事が進められ、早期の完成が期待されているところでありますが、手つかずとなっていた延長34kmの大野油坂道路に関しては、平成9年に基本計画区間に組み入れられ、平成19年に道路整備中期計画と合わせて公表された路線点検結果において二車線整備なら費用対効果が得られると評価を得て、整備計画への昇格も間近と思っていた矢先、起こったのが道路特定財源の一般財源化と暫定税率問題、更には新たな中期計画の将来における交通量予測の見直し論議です。全線開通が実現できれば北陸圏と中京圏、さらには関東圏を最短ルートで結び、福井県にとって産業経済の活性化に大きく弾みがつくだけに、私も地元の皆さんの思いを実現したく懸命に働きかけを行いました。党の参議院幹事長という職責でありましただけに人脈は豊富です。徹底的に働きかけました。福井県を始め大野市長や市議会、市内の各種団体にも懸命な活動を行っていただきました。

その結果、平成21年3月9日に開催された社会資本整備審議会の部会において大野東−和泉間、約14kmの新規着工が認められ、同月13日、整備計画決定がなされ平成21年度予算に5000万円の調査費が計上されました。22年度の調査費も確保できました。

しかしながら、民主党政権下における公共事業のあり方については不透明なところも多く、事業化されていない区間も含め、大変、心配しているところですが、投資効果を最大限に引き出すことが出来るのはあくまでも、全面開通であるだけに今後とも整備促進に全力を尽くしていきたいと考えています。