整備新幹線は路線対抗戦


整備新幹線とは昭和45年に成立した全国新幹線鉄道整備法に基づき昭和48年に政府が決定した北海道新幹線、東北新幹線、北陸新幹線、九州新幹線 鹿児島ルート及び長崎ルートで総延長1514kmの整備をさします。整備方法(スキーム)は予算規模、財源、事業の進捗にあわせて見直されながら、現在に至っています。特にかぎられた財源の中で、5線が同時に進められているため、スキームの見直し時期が近づくにつれ、予算獲得に向けて、関係議員や関係省庁に対する、沿線自治体の政・財界の皆さんの要請合戦はヒートアップしていきます。

そんな中、平成16年初秋、平成12年の政府・与党申し合わせのに従い、平成17年度予算案の編成に向けての、新たなスキーム見直しの作業が着手されました。我がふるさと、福井県にとっても将来の成長戦略の鍵を握る北陸新幹線だけに、1日も早く県内着工を勝ち取るべく、知事を筆頭に県議会の皆さんや諸団体の皆さんが熱心に、そして、熱烈に要請活動を行っていただきました。しかし、残念ながら私は官房副長官という政府に属する身。党の活発な論議の最前線に出ていくことは差し控えなければ成りません。かといって今回乗り遅れれば、石川・富山両県に後れをとることになります。状況は悪く、財源問題から財務省の抵抗は日増しに強まっています。考え抜いたあげく・・・、ここではお話しできませんが、腹を決めて、強硬手段を実行しました。(小泉)総理、あのとき私の上着の内ポケットには辞表が入っていました。すいません。

そして平成16年12月16日、運命の日。政府・与党申し合わせが決定しました。結果、福井駅部の平成17年度の着工と南越−敦賀間の工事実施計画の認可申請が認められました。決定直後、党を代表する先輩議員からお褒めの言葉や冷やかしのお言葉をいただきました。線路のないところに駅部を作ることは異例中の異例だそうです。そして、今、見事に完成した高架を眺めるにつけ、早期にこの「点」を敦賀までの「線」にし、そして、大阪へと。美しく輝く新幹線を福井県内に走らせる為に、しっかりと活動を続けていくことを再確認するところであります。